江戸時代後期に創業し、錫製品ひとすじに鍛錬を重ねてきた「大阪錫器株式会社」
熱された錫の熱気、ろくろの回る音、そして職人の熟練された手の動き・・・今も昔も変わらない作業場の風景の中から味わい深い逸品が生みだされていきます。
錫は通常錆びたり変色しません。お手入れ次第で温かみのある光沢と艶がいつまでも楽しめます。
錫の分子は粗く水やお酒の不純物を吸着し、味をまろやかにする効果があるといわれています。
また、無害で金属臭がなく、古来より食器の素材をして使われてきました。
錫器のタンブラーでビールや焼酎をいただくとまろやかな味わいが楽しめます。
●すぐ温まる、すぐ冷える
加熱する、冷却する。どちらをするのも周りから熱を移動させなければいけません。
陶器に比べ1.8倍の速さで熱を移動し、50倍の速さで全体に伝える錫は燗や冷酒の器として最適です。
●錫を贅沢に使ったやさしい口当たり
かつては金銀に並ぶ価値を持っていた錫。その錫を贅沢に使い、一つひとつ丁寧に磨きこむことによって美しくなめらかな飲み口に仕上げています。
薄板の変形では得られない厚みのある飲み口はやわらかな口当たりを実現します。