グラスライニング加工について
グラスライニング加工は、従来の琺瑯面と比較して、耐食性・耐酸性・耐アルカリ性に優れ、さらに表面硬度を強化する技術です。
EXシリーズでは、通常の琺瑯面(内面カバーコート)の上にさらにPEMCO社製(ドイツ)の耐熱水性釉薬を施釉し、焼成することで内面を強化しています。
本製品では、専用の内面釉薬色「シャンパンゴールド」を開発し採用しています。
1.計算されたモダンなフォルム
EXシリーズは富士ホーローが5年の歳月をかけ、形状にもこだわって開発しました。
蓋裏について水滴は鍋の内側に戻るように作られているため水分を逃さず、蓋の乗る部分はふきこぼれしにくくなっています。
コンパクトに見えつつも満水では2.1Lの容量を確保。
特にハンドルは厚さ3mmの鋼板を使用し、ミトンをはめた手でもつかみやすく、機能性と同時にスタイリッシュさを追求しました。
2.磁器製つまみを採用
耐熱性が高く蓋をしたままでもオーブンで調理可能です。
(ペインズグレーは無地つまみ)
3.新開発のボディリング
ボディ本体の強度を向上し、端部のワレを防止する効果があります。
4.ハンドルの滑り止め加工
ハンドル裏に滑り止め加工を施し、より安全にご使用いただけるよう配慮しています。
グラスライニング加工の優れた耐酸・耐食性
鍋の左側のみグラスライニング加工をし、クエン酸6%溶液を8時間煮沸(JIS基準の3倍以上の時間)する試験を行いました。
その結果、グラスライニング加工はこの条件下の酸による腐食に耐えることを証明しました。
苛酷な試験においても通常の琺瑯面では失ってしまうツヤも、グラスライニング面では保ち続けています。
良好な熱効率、ムラのない温度上昇
ステンレス製の鍋と比較し、熱効率が良いため、早くムラなく温度が上昇します。
ほうろう用鋼板は、IH調理器においても入力値が極めて高く、熱源のエネルギーを無駄なく取り込むことができます。
少ないエネルギーで早く、素材の風味を活かした美味しい料理を楽しむことが出来ます。
オーブンでほったらかし調理!ミニレシピ集付き
EXシリーズの優れた熱効率を活かし、オーブンを使ってほったらかし調理が可能です。
ほったらかし調理を中心としたレシピが11品掲載されたレシピ集付きで、すぐにEXシリーズの特性を活用した料理が始められます。
ほったらかし調理
ほったらかし調理とは予熱したオーブンに鍋ごと入れて時間をおき、保温庫として使う調理方法です。
オーブンは150℃〜180℃に予熱し、ほったらかしている間は電源をオフにします。省エネでありながら食材にしっかり熱が入ります。
お出かけ前にセットし、帰ってきてすぐに出来立てを食べることができます。