富士ホーロー ミルクパン 15cmアクアパッツァ編

富士ホーローのかわいいミルクパンで、アクアパッツァを作ってみよう。

アクアパッツァとは南イタリアの郷土料理で、漁師さんが魚介類をオリーブオイル、ニンニク、海水、トマトで煮込んで作ったことがはじまりとされています。
簡単に作れる漁師さんの「まかない料理」です。
イタリアでは「まかない」を表す言葉がないので、
「プランツォ(pranzo)(昼食)」や「マンジャーレ(mangiare)(食べる)」
と呼ばれているそうです。

アクアは「水」、パッツァは「暴れる、狂った」の意味のように
とにかくぐつぐつ泡がでるまで煮込みます。
魚、トマト、玉ねぎ、ブロッコリーには「グルタミン酸」、貝には「コハク酸」の
成分が含まれていて、煮込んで掛け合わせることで旨味が倍増します。

さらに、オリーブオイルを加えて透明なスープを煮込み、乳化させて白濁な色になれば極上スープの完成です。
では作っていきましょう。

ひとり分の材料

  • 金目鯛 (タラ、タイなどの白身)
    • 一切れ
  • アサリ
    • 8個
  • ニンニク
    • 一片
  • 玉ねぎ
    • 1/4
  • プチトマト
    • 3個
  • ブロッコリー
    • 3房
  • バジル
    • 3枚
  • オリーブオイル
    • 適量
    • 適量
  • 白ワインまたは水
    • 50ml

作り方

  1. 半分に切ったトマトと切り身に塩をふり30分ほど冷蔵庫へ。
  2. 30分経ったらキッチンペーパーで水分を取ります。
    水分を取ることで旨味と甘みが増します。
  3. ミルクパンの登場です。
    色がかわいくて、お料理が楽しくなります。
    やや中火でオリーブオイルをあたため、切り身の皮側を下にします。
    皮が反り上がるのでオタマなどで軽く抑えて焼きます。
    半分くらい火が通ったら、お皿に一旦移します。
  4. アサリ、玉ねぎ、ニンニク、白ワインをいれてアサリが開くまで中火で煮込んだら火を止めます。
  5. 切り身の皮を上にして、トマト、ブロッコリー、バジルを加え再び中火で煮込みます。たまにスープを皮面にかけてあげましょう。
  6. オリーブオイルを大さじ1いれて、スープが乳化して白く濁ってきたらこれがまさに旨味成分が混ざり合った合図!! 五感を刺激する料理の完成です。

ミルクパンをそのままテーブルに置いても華やかです。

フォトグラファー

田邊美樹

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